共愛学園高等学校
自分発見ができる子どもたちを見守ります
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共愛学園中学校通信 No.03 発行(教頭)

2019年度 共愛学園中学校通信 NO・3
2019年5月17日
文章 中学教頭 阿部 智
~福祉講演会より 5月10日(金)~

今年の福祉講演会は、元県立盲学校の先生で、現在駒形町の自宅で鍼・マッサージ院を開設している田名部功先生をお招きして、「視覚障がい者から皆さんへ~盲導犬への理解」と題してお話を伺いました。先生は北海道函館市出身で、中学校3年の時に目の病気により失明しました。ご両親の励ましで17歳で函館盲学校へ、その後東京教育大学(現、筑波大学)附属教育学部盲学校高等部へ入学し、さらに猛勉強して24歳の時に筑波大学理療科教員養成施設に入学されました。そして1982年(昭和57年)群馬県の教員採用試験に合格し県立盲学校に就職、33年間勤め、2015年に退職されました。その間、教育委員会からの依頼で、鍼灸マッサージで群馬県のスポーツ選手のケアにも長く携わってこられました。
先生からは身の回り品の紹介や、鈴を入れた玉を使った視覚障がい者卓球も披露して下さいました。もともと視覚障がい者用の杖を使っていた先生でしたが、20年くらい前から盲導犬と生活をするようになりました。盲導犬とは基本的に英語で接します。角で止まれの指示は「コーナー」、段差で止まる時は「カーブ」となります。盲導犬は信号の色が分からないので、「今、青ですよ」「赤なので渡れませんよ」と言うように声を掛けてもらえると大変助かるとありました。そして、駅のホームでは安全に歩けるように声掛けを、街中で困っているようだったら、「何か手伝うことはないか」と声掛けをしてもらえれば助かるそうです。現在、身体障がい者補助犬法がありますが、盲導犬同伴での入店拒否や、タクシー乗車拒否もあり、まだ盲導犬について理解が普及していないとありました。来年、東京パラリンピックが大々的に開催されますが、そのためにも、日本の社会が健常者と障がい者に関わらず、誰もが暮らしやすい社会、バリアフリー社会となれるように私たちも取り組みたいと思います。
~これからの予定~ 必ず確認しましょう
5月18日(土) 中学校保護者会 1h授業 2h授業参観 3h携帯安全教室 4h学級懇談
21日(火) 中間テスト 1~3h(テスト)
22日(水) 中間テスト 1~3h(1,2hテスト 3hアイチェック)  ※4h中2総合学習(尾瀬)
25日(土) 休業土曜日  ※学校説明会(本校)
5月27日(月) 中3ハワイ修学旅行~5月31日(金)
30日(木)~31日(金) 中1フレッシュマンキャンプ/中2尾瀬キャンプ
6月 1日(土) ※中1中2は9:30登校  ※中3は家庭学習
2日(日) 第一回英検一次試験
~予定表続き~
6月 5日(水) 花の日礼拝 ※中3・宗教委員は午後に施設訪問となります。
7日(金) GTV撮影「私立中学校通信」
8日(土) 授業土曜日
15日(土) 休業土曜日(8日土曜日と交換) ※22日(土)授業土曜日 29日(土)休業土曜日
※修学旅行・キャンプに向けて:修学旅行・キャンプは単なる遠足や旅行ではありません。校外で学校生活を送るという姿勢で取り組みましょう。

~Gセミナーより 5月8日(水)~
共愛学園では2015年度から、中学から高校までの全校生が一つのテーマを「グローカルな視点」で学ぶGセミナーを実践しています。Glocal(グローカル)とは、Global(グローバル)な視点で物事を考え捉え、自分達の出来ることを身近なところ、Local(ローカル)から実践しようという取り組みです。このセミナーでは、外部の講師の他に、留学経験のある現役共愛生や海外生活経験のある学内の先生方など、実に様々な方々による講演が開かれます。今回は荒谷先生がお話を担当し、このGセミナーが目指すところを、聖書の箇所また音楽ビデオなどを通して説明してくれました。近い将来、私たちの仕事の多くがAI(人工知能)に取って代わられると言います。
しかし、社会がより便利で機能的になっても、人間の本質は変わりません。強い者がより強くなり、弱い者が弱く貧しくなる社会が到来しても、人間は必ずしも幸福になるとは限りません。マタイによる福音書25章40節にある「最も小さい者の一人にしたのはわたしにしてくれたことなのである」のあり方を忘れないで、地球の事を隣人の事を大切にして行動したいと思います。

~前橋市春季中体連その他競技結果~
体操部   団体準優勝 星野彩2b 長谷川陽彩2b  藤本つかさ2c 森彩香羽2c
平均台第2位、床第3位、跳馬第6位:星野彩2b
陸上競技  男子100m第2位 走り幅跳び第2位:大渕空良3a
女子200m優勝 800m第2位:原田果歩3a
バドミントン男子団体第3位:齊田明日輝3b 若林広樹3b 小川真生2b 久保田太来2b 須永陽斗2a
女子ダブルス  新井千晶3a 石綱舞3c→県大会出場
剣道    個人戦ベスト8 設楽和乃花1c →県大会出場
母の日作文 母の日作文コンクール前橋商工会議所会頭賞 狩野愛珠1b

※ユニセフ学校募金運動(5/9~5/15) 今年も募金の協力(3906円)をありがとうございました。
~中学校アッセンブリーから ~

「 イースター礼拝を通して(4月24日のアッセンブリーから) 」
1年c組 北爪 里歩
私は、中学生になって初めてイースター礼拝を受けました。いつもは小礼拝堂で礼拝を受けているけれど、今回は高校生と一緒に大礼拝堂で礼拝を受けられてとてもうれしかったです。イエス様はこの世界で一番低くされた人々と生き、そして彼らの痛みや共に担う事によってなぐさめと希望を持たれました。一番低く弱い者として生き、そして全ての人に見捨てられた存在として十字架の上で処刑されました。でも、そんなイエス様の生き方、愛の深さに、多くの人々が人生を変えられ、そして新しい命を発見されイエス様は復活出来たのだと思いました。今までの私のイースターの印象は、ディズニーランドのイベントでの名前や卵を使われているというだけの印象を持っていました。しかし、今日の礼拝で、イースターとは、人間だったイエス様が神様として生まれ変わり復活した日ということや、卵を使う理由は、卵からヒナがかえるように、イエス様が死からよみがえったという意味だという事を知りました。なにより一番驚いたのは、イースターはクリスマスより重要な行事という事です。この様な事をイースター礼拝を通じて初めて知る事ができ、イースターの事を更に興味深く思いました。そして、今日の礼拝で大礼拝堂でのパイプオルガンの演奏を聞きました。あの大きなオルガンで演奏される曲はとても迫力があり、圧倒されました。また、聖歌隊の歌も聞くことができました。キレイなハーモニーは、聞いていて心地よく、とても魅力的でした。このような礼拝を受けることができるのは共愛学園に入学できたからだと思います。なので、これからの礼拝や行事を新しくできた友達と一緒にたくさん学び、たくさん楽しみたいと思いました。

「 田名部先生のお話を聞いて(5月14日のアッセンブリーから) 」
2年a組 中島 桃夏
今回の福祉講演会では、視覚障がい者の田名部功先生がお話をしてくださいました。田名部先生は、中学3年生まで目が見えていたそうです。それから目の病気により失明したとおっしゃってました。今まで見えていたのに急に何も見えなくなるのは、そうとうショックだったと思います。ですが、ご両親に励まされ、17歳で函館盲学校に編入されたそうです。今回田名部先生は、視覚障がい者の暮らしと、盲導犬についてお話してくださいました。田名部先生はまず、視覚障がい者の方が普段使っている物を見せてくれました。その中で、一番驚いたのは卓球です。視覚障がい者の方はどこにピンポン玉が行くのか分からないから、卓球などは出来ないと思っていました。私は、本当に出来るのかなと思っていました。ですが、視覚障がいの方の卓球は一般の卓球と違って、ピンポン玉の中に金属が入っていて音が鳴るようになっていたり、いろいろな工夫がされているなと思いました。田名部先生が、3年生の先輩と実際に卓球をすることになり、目が見えている先輩よりも、田名部先生の方が上手でビックリしました。盲導犬でのお話では、ディプシー君が来てくれました。とてもお利口で、言う事をきちんと聞いていて、偉いなと思いました。階段ではちゃんと止まったり、指示を聞いて動いていました。私は盲導犬は信号の色がわかっていると思っていました。それは違って、盲導犬も信号の色はわからないから、田名部先生が車の音で判断していると聞いて、とても危険だと思いました。なので、視覚障がいの方が信号待ちをしていたりしたら声を掛けて手伝ってあげたいと思います。今日聞いた話を生かして、今後困っている人がいたら助けてあげたいと思いました。

「 福祉講演会を通して(5月14日のアッセンブリーから) 」
3年b組 田辺 創太郎
今回、三回目の福祉講演会があった。今回は田名部先生に来ていただいた。田名部先生は中3の時に失明したらしく、それから函館の盲学校に通い、筑波大学の附属盲学校に行かれたそうです。
田名部先生から自己紹介の後、普段使用しているパソコンについて説明があった。かなり文字の再生スピードが速く、聞き取りにくかった。特に耳をよく使っている先生なら差し支えなく聞き取れるのかなと思った。また、田名部先生はスポーツもするらしく、卓球(サウンドテーブテニスと呼ぶ)を実演して頂いた。自分も相手として打たせてもらったが、目を開いていても玉のスピードが速いので、かなり打ち返すのが難しく、目を閉じたらほとんど打ち返せなかった。特に、速い球は
「シュー」と滑る音がしたら、もう台の下に落ちていたので、この球に反応できる先生はすごいと思った。卓球の専門誌を読んでも、ろうあ者卓球(耳が不自由な人達の卓球)は良く記事に載っているものの、サウンドテーブルテニスはまったく見たことがなかったので新鮮だった。今まで、障がいがあるとあまりスポーツはできないのではないかと思っていたが、まったく違うという事がわかった。
その後、盲導犬についての説明があった。ディプシーは、障害物があったりすると避けたりすることが出来るのですごく賢いなと思った。講演会の後に触らせてもらったが、すんなりと触らせてくれて、すごく人なつこかった。また、先生の指示もすぐ聞いて、座っている時にも先生の側を離れなかったので、もう家族のようなものなのかなと思った。講演会で話を聞いて障がいを持っている方への見方が大きく変わった。先生は、群馬だと都内と違って人がいなくて、逆に助けてもらえないと言っていたので、自分も視覚障がいの方を見かけたら声掛けをしたいと思う。また、サウンドテーブルテニスをしてみて、もっと健常者と視覚障がいの方とで一緒にスポーツを楽しめる機会があっても良いと思った。これからは今回の講演会で学んだ事を生かして、障がいをもっている方との関わりについて考えていけたらと思った。

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